The Living Blue of Awa
私たちの染液(藍甕)は生きています。タデ藍の葉を発酵させて作る「すくも」に、灰汁(あく)や日本酒を加え、微生物の力で発酵させる「灰汁発酵建て」。
この古来より伝わる技法は、気温や湿度により日々機嫌が変わります。染め師は毎日液を舐め、匂いを嗅ぎ、藍の声を聴きながら布を染め上げます。一朝一夕には完成しない、自然との対話がここにあります。
100日かけて発酵させた藍の葉
微生物が息づく発酵の揺りかご
Aesthetics of Aging
本藍染は、使い込むほどに表面の余分な染料が落ち、糸の奥底に定着した冴えた青みが顔を出します。ジーンズのエイジングとは異なる、透き通るような青への変化「藍建て」をお楽しみください。何十年と連れ添うことができる一生モノの布となります。
古くから武士の肌着や野良着として愛用されてきた藍染。その理由は、藍に含まれるトリプタンスリンなどの成分による高い抗菌作用と防虫効果にあります。
染液に布を浸し、空気に触れさせて酸化させる工程を数十回繰り返すことで、糸がコーティングされ、生地自体の強度が飛躍的に向上します。
当研究所では、ハイドロサルファイトなどの化学還元剤を一切使用しません。すべて自然界に還る素材のみを使用しているため、赤ちゃんの肌にも安心です。染色後の廃液は、良質な肥料として徳島の畑に還元されています。
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